<RW with WORKERS 100 PJ>キックオフイベントで、プロジェクトの参加者でもある4名のゲストをお迎えしたトークセッション。
皆さまの活動やものづくりに対する想い、そしてREKROWプロジェクトに参加される想いなどをお聞きするトークです。

Project Members TALKS
guest
LEMONT (ルモン)
山本 凌生 さん
しまなみ海道の生口島でレモン農家をやっています。生口島・瀬戸田は、今治との県境で、レモンだけではなくいろんな柑橘を作っています。
LEMONTは、レモンの香りを届けたいという思いで柑橘を育てています。特にレモンはブランド化されていて国産レモンとしての認知度も高く、東京・関東の百貨店やスーパー、飲食店などにも広く出荷しています。気を使っていることは、なるべく収穫してすぐに出荷し、お客様に届いた時に“いい香り”も一緒にお届けしたいという気持ちを込めて、日々育てています。
レモンの収穫時期は冬、需要は夏に多く、そこにお応えするため、冷凍保存や加工、ハウス栽培も考えていたりしています。
農家は生産者のイメージが強いですが、お客様と関わりを持つ場を大切に思っています。そこで、イベントやPOP UPを開いて、お客様の声を聞いて生産に活かしています。飲食店でのPOP UPも多いですが、商業施設やアパレルショップなどの場にも積極的に出向き、農業をもっと身近に感じてもらえるようになったらいいなと思い実施しています。これからもこの活動は続け、瀬戸田の柑橘をたくさんの方にお届けし、広がっていったらなと思ってます。

RW PJに参加しようと思ったきっかけは?
ルモン)日頃から洋服が好きで、いろんなブランドを見ているんですけど、プロダクト自体に想いが詰まっているものは存在している中、商品として完成した後に、ストーリーをプラスしていけることってあまりないんですよね。10年を経過している尾道デニムプロジェクトもそうですが、商品として完成した後に、注目していく取り組みというところが面白いと思って参加したくなりました。
RW)普段から藍染の服を選んでいたり、ファッションが好きな山本くんですが、先日、畑をお訪ねした時に穿いていたワークウェアはどんなものだったんですか?

ルモン)この時穿いてたのは、イギリス海軍で使われていたパンツだったんですけど、めちゃくちゃ作業するのに理にかなったデザインで、ポケットが斜めに付いていたり、あて布がしてあったり、裾に絞りが付いていたり、機能的な美しさがあるんですよね。古いものですけど、3着くらい持っていて着まわしてます。
RW)畑でお話を聞いた時に、服装を選ばなくていいと言われていたことも印象に残っています。カミハチキテルの中村さんも同様のことを言われていて、農業って決して3Kじゃない自由さと豊かさがあるんだなって教えてもらいました。

PJへの期待や1年後の姿
ルモン)繰り返しになってしまうんですが、商品が完成した後にももっと注目していくことが増えたらいいなと思ってます。完成したところから始まるもの。いいですよね。
RW)今回のワークウェアも、つくる過程ではデザイナーさんに入ってもらって使いやすさとかっこよさを追求したアイテムになってます。私たちは服ですが、皆さんの農業も同じく想いを持って作られていることに変わりはなくて。このプロジェクトでは、作り手の皆さんの日頃の様子にもフォーカスをあててお伝えしていきたいなと思ってます。
RW)ファッションが好きな山本くんに聞いてみたいのですが、このワークウェアを着てみてもらって、どうでしたか?
ルモン)かっこいいなって思いました。デザインもそうですが、機能的なことが大好きなので◎
LEMONT
尾道市瀬戸田町のレモン農家
生活にLEMONTの「香り」を。
@ lemont______
https://lemont.official.ec/
RW note:【REKROW with WORKERS 100 PROJECT】REKROWから新たな産地型のプロジェクトが始動!
https://note.com/rekrow_hiroshima/n/nda5231527736